六草いちかの映画鑑賞メモ

六草いちかの映画鑑賞メモ

 

泣けた! :泣けた! 笑えた! :笑えた! ジン・・・ときた :ジン・・・ときた
カワイイ~! :カワイイ~! コッワ~ :コッワ~ 考えさせられます :考えさせられます
かなりオススメ! :かなりオススメ! なかなかオススメ! :なかなかオススメ! DVDも買いたい! :DVDも買いたい!
是非大スクリーンで! :是非大スクリーンで! 映画史に残る! :映画史に残る! 私向きではなかったようで・・・ :私向きではなかったようで・・・
もうしわけございません! :・・・モウシワケゴザイマセン!    

使用画像 : 映画製作会社および配給会社 (転載厳禁)

 

この映画評は、「べるりんねっと789」のベルリン国際映画祭特集に掲載されたものです。
第65回2015年版

 

Body
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Wettbewerb


監督: Malgorzata Szumowska
出演: Janusz Gajos, Maja Ostaszewska, Justyna Suwała, Ewa Dałkowska, Adam Woronowicz, Tomasz Ziętek, Małgorzata Hajewska-Krzysztofik, Ewa Kolasińska, Roman Gancarczyk, Władysław Kowalski ほか
オリジナル言語: ポーランド語
2015年/ポーランド/90分


笑えた! ジン・・・ときた 考えさせられます かなりオススメ!
寄稿: 六草いちか

<2月10日(火)掲載>

 検察官を務めるヤヌシュは多忙な日々を送っているが、家には一つの心配事がある。
 それは娘のオルガのこと。
 妻は数年前に亡くなり、娘との二人暮らし。
 しかしオルガは暴食してはトイレに駆け込む毎日。拒食症に苦しむ娘のことが気にはなるがどうしてよいのか分からない。
 オルガは拒食症の子たちのグループでセラピーを受けている。その先生はアン。優しい表情を絶やさないアンの帰宅後の日常は静かでユニークで、ときにはちょっと風変わり。
 オルガが意識不明で病院に担ぎ込まれたとき、ヤヌシュはアン先生と偶然に遭遇する。
 アン先生はヤヌシュにもセラピーを勧め、多忙だし病んでもいない私がなぜ…と思うヤヌシュが、ようやくその気になってやってはみるが…

 オルガが拒食症の苦しみを抱える根本的な原因が次第に分かっていくが、父娘はこの問題を乗り越えることができるのか
 ということが主題の作品。
 シリアスでユーモラスで、紆余曲折の末、最後の最後にオルガが見せた表情は…。
 日頃は、上映後の拍手の多さを聞いて確かめる性質の私が、自ら拍手を贈った。あふれる涙を拭いながら。
 もう一度観たい作品。

 

 

 

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